広場に集まった子ども達
北イタリアのアレッサンドリアにあるVIDES orrizzonti alessandriaでは、0歳から12歳くらいの子ども達が、食事をしたり、本をよんだり、みんなで元気に遊んで暮らしています。日が暮れれば、お家に帰る子、施設にとどまる子、さまざまです。
彼らをお世話するのは主にシスターですが、ここに通っていたという学生たちが当たり前のように、約70人もいる子ども達とダンスをしたり、サッカーをしてシスターのサポートをします。
アンジュのスタッフもイタリア滞在中に、彼らと過ごしますが、パワフルで圧倒されっぱなしです。何も言わず、そっと手を握ってきたり、ニコニコとおもちゃを差し出す彼らに元気をもらい、こちらまで笑顔になってしまいます。
子ども達と彼らをサポートする学生
ヨーロッパは陸続きの大きな大陸であるため、より良い条件での雇用を求め近隣諸国からイタリアを目指し、移民となる人々も少なくありません。
現在のイタリアは決して経済的に力をもつ国とはいいがたくなっています。イタリア人もまた、金銭的に余裕があるとは限りません。
商店街からは魅力的な個人店が消えていき、観光地以外の町などでは深刻な状況ですらあります。
そんな今、イタリア語も分からないままイタリアへ移り、懸命に働く移民の方々の子ども達が置かれる環境。
親がイタリア語を話せない場合、やはり子どももイタリア語が上達しづらく、学校生活や将来の就職においてかなり不利な状況になってしまいます。
いろいろな国の子ども達が集まるこちらの施設では、まだ小さい子どもにもイタリア語を教えたりしています。
また、仕事の忙しい両親の変わりに、日本の学校より早く帰ってくる子ども達を預かり、食事をさせます。働く両親にとっても欠かせない施設なのです。
広場で遊ぶ子ども達
こちらの施設へ見学に行き、支援活動をスタートさせることにした時。商店街を歩いていると、イタリア人女性から声を掛けられました。
彼女は昔からこの街に住み、金銭的な援助は出来ないけれど、お菓子を作って子ども達のおやつとして差し入れをしたり、
彼女の出来るサポートを施設に続けていて、日本人の私達が施設への支援活動を始めたことを聞き、声を掛けてくれたというのです。
涙を浮かべ、施設への支援のお礼を彼女に言われ、出来ることを続けていくことの大切さと素晴らしさを学びました。
Dal Giappone all'Asilo Monserrato di Alessandria
Dal Giappone ad Alessandria, asilo Monserrato. Si tratta di tre giovani giapponesi giunte nel capoluogo del Basso Piemonte per venire a trovare tre bimbi adottati a distanza. Un viaggio lungo, ma che testimonia come l'amore e la solidarietà non conoscano confini nè barriere.
E che rende orgogliosi di sapere che anche nel lontano Giappone, nel cuore dell'Oriente, si conosce Alessandria.
訳:
日本人の3人の若い女の子が遠い日本から、ピエモンテにはるばる訪ねてきました。
子ども達のサポートのために。
長い旅は愛とは境界線がないということを証明してくれました。
私たちは遠い日本でもアレッサンドリアのことを知ってもらえて嬉しいです。
引用元:http://www.giornal.it/pagine/articolo/articolo.asp?id=19859
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